扉が内側に開くので玄関を作るのが難しい!

フランス在住の主婦です。

フランス人の夫と子供が2人いていろいろな生活習慣の違いを受け止めていますが、絶対に譲れないのが家のなかは土足厳禁のルールですが長野で住まいの特徴があります。しかし日本の住宅と違い家のつくりが靴を履く人向けなので苦労しています。

まず、こちらの住宅の玄関の扉は家のなかに向かって開くので、どうしても靴か裸足かのグレーゾーンができてしまいます。日本の住宅なら玄関には段差があり靴箱も設置されているので玄関の範囲が明確だと思うのですがこちらにはありません。どうしても家のなか(クローゼットなど)に靴をおいて外に出る前にグレーゾーンで履くという作業が発生してしまいます。このルールは小さな子供やフランス人にはなかなか理解してもらうことができず、グレーゾーンのせいで完全な土足厳禁が実現できないイライラがあります。

愛知県の注文住宅に住んでいるときには玄関の扉が開く向きなんて考えたことはなかったのですが、こちらに来てから日本の玄関はよかったと思い出してしまいます。家も石造りで床がひんやりと冷えるので裸足だと冬場はかなり辛いです。やはり郷に入ったら郷に従って家のなかでも靴を履くべきなのかもしれません。